「ウエスタン、中日６－５阪神」（２１日、ナゴヤ球場）

　阪神２軍は一時逆転に成功するも、再び逆転され、惜敗した。先発は公式戦初登板となったドラフト６位・津田（大経大）。五回、板山にソロは浴びたが、緩急自在の投球でプロ入り後最長の５回を２安打１失点と上々の“デビュー戦”を果たした。

　打線は１点を追う七回に豊田に二塁打などで１死二、三塁とし、井坪の２点適時二塁打で逆転。続く代打・野口の適時三塁打、代打・栄枝の犠飛でこの回一挙４得点を奪った。

　八回にも１死満塁で井坪が犠飛を放ちさらに１点を追加。しかしその直後に登板した育成ドラフト１位・松原（日本海Ｌ・富山）が打ち込まれて５失点し、逆転を許した。

　和田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－津田が公式戦初登板。

　「向かっていく姿勢であったり、真っすぐも力あったし。５回１失点で、その１失点、入りでいかれたから、そこだけはもったいなかったけど、全体的にはよかったんじゃないかな」

　－落ち着いて投げられていた。

　「ボール先行するケースが多かったんだけど、それでもあんまりバタバタしないでね。ランナーを背負っても慌てることなくしっかり投げられていたと思う」

　－今後も先発起用か。

　「そうだね、きょうぐらいのピッチングできればね。あとは上のピッチャーとの兼ね合いもあるけど、ここから球数とかイニングとか増やしていけそうな感じだよね」

　－浜地は１３日の筑後以来のマウンド。三者凡退で安定感ある投球。

　「安定感というか、それぐらいやってもらわないと困るピッチャーなので。それが普通にできたっていうマウンドだったね」

　－野口は代打で結果を出した。

　「野口、栄枝っていうところがね、しっかり仕事をしたことでひっくり返すことができたんでね。だけど…っていう試合だった」

　－井坪も２安打３打点。

　「そのたたみかけっていうところはできたけど、そこまでランナー進めるところができなかったね、きょうはね。なんかこう試合が重くなってしまってっていう感じだった」