阪神2軍は3連敗 守乱が失点につながる 和田2軍監督は「負けるべくして負けた。絶対に集中力を欠いたらあかん」

 「ウエスタン、ソフトバンク8-3阪神」(30日、タマホームスタジアム筑後)

 阪神は守備の乱れが失点につながり、引き分けを挟んで3連敗となった。

 先発の富田は二回無死一塁から広瀬に右翼線二塁打を打たれると、右翼の豊田から二塁の高寺への中継が乱れ、1点を失った。四回は無死満塁から笹川に犠飛を浴びる。その後、1死一、三塁から牧原巧は見逃し三振に抑えたが、二盗阻止を試みた片山の送球がそれ、三塁走者が本塁生還。八回無死一塁からは投手の松原がバントを処理し、一塁へ送球しようとしたが一塁の高浜も二塁の高寺も一塁におらず記録は安打となった。

 結局、富田は6回1/3を投げて、7安打5失点(自責3)。2番手の浜地は七回1死一、二塁から登板し、正木に3ランを食らった。松原もワイルドピッチが絡むなど、2失点。打線は二回に片山と戸井の適時打で3点を先制したが、三回以降は本塁が遠かった。

 九回に育成ドラフト2位の福島(白鷗大)にプロ初安打が出たことが明るい材料。ウエスタンの21打席目で初めて「H」ランプをともした。和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -富田は走者を出しながらも粘っていた。

 「まあ、そやね。守備陣が足を引っ張りながらも粘ってあそこまでいったけど、昨日の純矢(西)もそうやったけど、やっぱり入りというところだよな。最後(七回)の四球もしかり、入りが甘いから後がしんどくなっちゃうというね。何とかしようという気持ちは出てたし、今日はあんまり状態が良くなかったと思うわ。だけど、悪いなりにというところで何とかしようとしてたし、できたと思うけどね」

 -守備の乱れが失点につながった。

 「いや、もう…。1つ2つじゃないからね。こんだけ出たら、負けるべくして負けたみたいなゲームになってしまった。ミスは出るけど、防げるミスがいくつかあったから。そこはやっぱり集中力とか、言い続けてるんだけど、どんな点差だろうが、無駄にできる1球とか1打席はないんだから。ゲームセットまで絶対に集中力を欠いたらあかんというね。そういう場で野球をやってるわけやからね。今日は多すぎたね、そういうケースがね。ここはしっかり反省しないといけないところだな」

 -浜地は1軍でもピンチの場面での登板が求められる。なかなか状態が上がってこない。

 「そうやね。ああいう場面で投げる投手なんで。ゲームを左右する場面なんでね。難しい場面ではあるけど、あそこで出ていく投手だと思うから。打たれた球うんぬんっていうよりは、球の走りとかキレとか、そういうところでまだ本来の浜地の球じゃないね」

 -福島にようやく一本が出た。

 「やっぱりヒットが出るというところには伏線があって。昨日しっかりボールを見れたことで、今日捉えることができた。だから、全部そういう流れがあるから、その瞬間瞬間を絶対に無駄にしちゃダメだよね。気を抜いたり、集中力を欠いたりというね。そういうことは絶対にあってはならないよね。ここにいる選手たちはね。それが全部繋がってくるから、いい結果に。明日以降もそういう気持ちでやっていきます」

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