阪神・岡田監督が歓喜の「グリコポーズ」森下の先制3ランに椅子から立ち上がりバンザイ&満面笑み「勝てる時はこんなもん」
「巨人0-5阪神」(31日、東京ドーム)
阪神が八回に開幕から26イニング目にして初得点を挙げた。2死一、三塁から森下が左中間に3ランをたたき込んだ。
その瞬間、岡田監督は「おっしゃー!」と言いながら椅子から立ち上がり、両手を挙げる「グリコポーズ」を繰り出して満面の笑みを浮かべた。開幕から生みの苦しみを味わっていた指揮官。それだけに喜びを爆発させた。
先発の才木が2度の満塁のピンチをしのぐなど、投手陣が踏ん張ってきた中で飛び出した森下の一撃。開幕戦からいい打球を放ちながらも惜しい結果に終わっていた2年目のスラッガーにも会心の笑みがこぼれた。
それでも指揮官はすぐさま表情を戻し、ゲームを追った。小幡の打球では即座にリクエストを敢行。ゲームセットの瞬間も白い歯をこぼすことなく、首脳陣で握手をかわした。
試合後のインタビューでは森下の一発に「何かずっとリードされての展開やったけど、リリーフ勝負で。何かリズムが合ったですね。3ランだし。大きかったすね」と指揮官。苦しい展開が続いたが「勝てるときはこんなもんでしょうね。3連敗と1勝2敗では違う。きょうの勝ちは大きかった」と語った。