阪神・岡田監督流、薄暮対策 夕暮れ&日没2度フライ捕球練習「そら、目慣らしよ」 昨年11・2以来の屋外ナイターへ万全

 薄暮での練習を見守る岡田監督(撮影・山口登)
 薄暮で照明が点灯しノックを受ける阪神ナイン(撮影・山口登)
 一塁手でノックを受ける大山(撮影・北村雅宏)
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 阪神は1日、甲子園球場でナイター練習を実施した。岡田彰布監督(66)は「そら、目慣らしよ」と意図を説明。今季初の屋外ナイターとなる5日のヤクルト戦(神宮)に向け、薄暮対策を行った。

 夕暮れの聖地に選手が続々と現れた。野手のみが参加したナイター練習。ウオーミングアップを終え、午後6時28分から開始されたノックでは飛球処理のみを行った。

 チームにとって屋外でのナイターは昨年11月2日の日本シリーズ第5戦・オリックス戦(甲子園)以来。今季は3月13日のロッテ戦(ゾゾ)を最後に、本拠地開幕のDeNA戦(京セラ)まで5カード連続でドーム球場での試合が続くため、対策は必須だった。

 薄暗い空に舞い上がった白球に対して、左翼・ノイジーが目測を誤るなどミスも散見された。その後キャッチボールとシートノックを挟んで、日が完全に落ちた午後6時47分に再びフライ捕球を行った。薄暮と夜空。異なる状況で2度、飛球処理を確認する緻密さが“岡田流”だった。

 昨季も開幕2カード目の広島戦に向けた移動日を利用し、マツダスタジアムでナイター練習を行ったが、今季は連戦のためヤクルト戦の前に練習日を設けられなかった。

 薄暮対策を軽んじるわけにはいかない。「勝てんかったチームいっぱいあるやん」。指揮官が念頭に置くのは1985年4月16日の巨人戦(甲子園)だった。遊撃・河埜の落球を機に逆転勝利をつかみ、そのまま3連勝。結果的に日本一にたどり着いた。勝つことの難しさを知る知将は、連覇へのわずかな不安の芽も全て摘んでおく。

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