阪神ファンの前田穂南 ランニングシューズで始球式 無念の暴投に「50点くらい」と照れ笑い OB鳥谷敬氏からも指導受ける
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「阪神-DeNA](2日、京セラドーム大阪)
パリ五輪女子マラソン代表に内定した前田穂南(27)=天満屋=が始球式を務めた。投球は打者の背中の後ろを通過する大暴投となったが、場内は大歓声。前田は「とても緊張しました。(点数は)50点ぐらい」と照れ笑い。連覇を目指す阪神へ「日本一を目指して頑張ってほしいです」とエールを送った。背番号は自身の誕生日である「717」、足元はランニングシューズだった。
前田は兵庫県尼崎市出身で両親、祖父母まで阪神ファン。優勝した1月の大阪国際女子マラソンの前には目標の日本記録を「アレ」と表現。昨年の新語・流行語大賞にも輝いた岡田監督の名フレーズにあやかり、19年ぶりとなる2時間18分59秒の新記録を樹立した。
この日の試合前には阪神OBの鳥谷敬氏にボールの握りを教わるなど、入念に準備をして大役をこなした。