阪神・大山 激突ヒヤリも「勝てたことがうれしい」マルチ安打で勝利に貢献

 「ヤクルト6-7阪神」(5日、神宮球場)

 大黒柱としての自覚と責任感だった。走者と激突するアクシデントもあったが、それよりもチーム一丸でつかんだ勝利を喜ぶ。三塁側からの虎党の歓喜を浴びながら、阪神・大山悠輔内野手(29)が軽い足取りでベンチを引き揚げた。

 「きょうは、それ(交錯したこと)じゃなくて勝てたことがうれしい。チームのみんなに感謝してという試合なので、本当に勝てて良かった」

 ヒヤリとさせたのは五回だ。西川の一、二塁間への打球を処理した中野の送球がそれた。捕球しようと一塁線をまたいだ際に全力疾走の西川と激突。両者とも倒れ込み、球場は騒然となった。グラウンド内には担架も持ち込まれたが、大山はしばらく痛みに耐えた後、笑顔で立ち上がり、プレーを続行した。

 不安はバットで払拭(ふっしょく)した。2点を追う八回1死一塁で打席を迎えると、左翼線を破る二塁打を放ち好機を拡大。1点差に迫るノイジーの犠飛につなげた。先頭の四回には右前打を放っており、マルチ安打とした。

 連敗を阻止し、チームとしても個人としても大きな白星。目の前の試合に全力を注ぎ、不動の4番として支え続けるだけだ。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス