田尾安志氏「誰を3番にするのか。我慢しながら森下を使わざるを得ないんじゃないか」阪神打線浮上のキーマンに指名
野球評論家の田尾安志氏が7日、自身のYouTubeチャンネル「TAO CHANNEL」を更新。阪神がヤクルトに1-3で敗れたこの日の一戦を解説した。
打線で高打率を残している前川を3番で起用したが「きょうの前川は普段の前川とちょっと違った。3番を打つことで緊張感があったのか。思い切りがなかった」と指摘。0-2の三回に1点を返し、なお2死三塁で回ってきた前川の打席を「この場面も2球で追い込まれた後、低めのボール球、落ちる球を振らされて二ゴロで1点止まり」と振り返った。
一方でこの日、スタメンを外れた森下については、九回2死から代打で放った左翼線二塁打を「思い切りの良さ。打率は1割台だが何番かに置いてもゲームで見たい選手」と評価した。
「3番で使うには物足りないかもしれないが、じゃあ誰を3番にするのと言われると、見当たる人がいない。そう考えると我慢しながら森下を使わざるを得ないんじゃないか」と指摘。「森下の思い切りの良さ。いいときも悪いときもあるが、ゲームに出ながらいろんな経験を積みながら本人に感じていってもらいたい。そういうことになっていく気がする。いまのところ、なくてはならない選手だと感じさせる代打の一打だった」と期待した。