阪神・岡田監督「本当に大きかったですよ」初回の近本のファインプレーを大絶賛 甲子園開幕星に「やっと帰ってきたなって」
「阪神1-0広島」(9日、甲子園球場)
阪神の岡田彰布監督は初回、近本のファインプレーを絶賛。「近本のプレーは本当に大きかったですよ。前回も初回に点をとられていたんで」と勝利の要因に挙げた。
初回、左中間への打球に対し一直線に落下地点へ向かった近本。スライディングキャッチで捕球したが、その際に右膝が外野芝生にめり込み、背番号5は激しく回転しながら倒れ込んだ。
ボールは離さずアウトとなったが、近本は苦悶の表情を浮かべて起き上がれず。慌てて木浪、ノイジーらが駆け寄ったが、近本は痛みに耐えながら大丈夫のサインを送った。
村上もお立ち台で「大きかった」と評した近本のプレー。その上で指揮官は「6連戦の頭というところで良いピッチャーと当たるんですけど」と7回無失点と好投した村上をたたえた。
打席でも五回に先頭の木浪が安打で出塁すると、「村上も1球で決めて流れも良かったしね」と犠打を成功させ、近本の決勝タイムリーをお膳立て。「本当にワンチャンスですね」と語ったように、虎の子の1点を守り切った。
甲子園開幕戦を白星で飾り「いやいやほんと久しぶりでね。やっと帰ってきたなって」とファンの大声援に思いを馳せた指揮官。「まだ先発勝ってないピッチャーいてるんで。勝てるように。打線はつながりもよくないけど、何とかつないで」と次戦を見据えていた。