阪神 ドラフト1位の下村海翔がトミー・ジョン手術 プロ1年目の登板は絶望的「もどかしい気持ちもありますが、一日でも早くチームの力になれるように」 11日に退院
阪神ドラフト1位・下村海翔投手=青学大=が右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建手術(トミー・ジョン手術)を受けたことが11日、分かった。すでに手術を受けて、この日退院したという。復帰まで1年以上かかるのが通例とあって、プロ1年目の登板は絶望的となった。
球団を通じて「支えていただいている多くの関係者の方から助言をいただき、手術を受ける決断をしました。入団してからなにもできず、もどかしい気持ちもありますが、自分の決断を尊重してくださった球団の方々への感謝を忘れず、一日でも早く復帰し、チームの力になれるように、今後のリハビリに誠心誠意取り組んでいきたいと思います」と、コメントした。
下村は1月19日の新人合同自主トレで初のブルペン入り。春季キャンプは2軍で過ごし、大学4年時にフル回転した疲労を考慮して慎重に調整を進めた。キャンプ中、ブルペンに入ったのは2月10日に立ち投げで20球を投じた1度のみ。3月以降もブルペン投球は行わず、実戦デビューは迎えていなかった。
青学大1年の20年12月に右肘のクリーニング手術と軟骨再生手術を受け、約1年間のリハビリを経験。プロでも再び長期間のリハビリを乗り越えて、タテジマ初登板を目指す。