阪神 森下&大山&佐藤輝で4・17バックスクリーン3連発再現や!「伝説の日」同じ水曜日は85年以来初
伝説の再現だ!阪神は16日から本拠地・甲子園球場で巨人との3連戦を迎える。1985年4月17日の同戦ではランディ・バース氏(70)、掛布雅之氏(68)、岡田彰布監督(66)の最強クリーンアップが「バックスクリーン3連発」を放った。86年以降、「4・17」の甲子園での巨人戦は3度目だが、同じ水曜日は初めて。森下翔太外野手(23)、大山悠輔内野手(29)、佐藤輝明内野手(25)の開幕クリーンアップ3人衆による豪快アーチに期待がかかる。
39年の時を経て伝説となった伝統の一戦が訪れる。1985年4月17日水曜日に甲子園で行われた対巨人戦。語り継がれるのは3番・バース、4番・掛布、5番・岡田のクリーンアップトリオによる「バックスクリーン3連発」だ。今回は初めて同じ曜日となる水曜日に開催され、奇跡の再現に期待がかかる。
球団史上初の日本一となった85年。開幕から4試合目の巨人戦で3連発は飛び出した。そこから快進撃を見せ、21年ぶりのリーグ優勝。衝撃のアーチショーは宿敵相手に痛烈なインパクトを残し、チームを勢いづけた。
先人の偉業に後輩らも続きたい。今季、打順の入れ替わりはあるが主にクリーンアップを務めるのは森下、佐藤輝、大山の3人だ。「ファンの人たちは期待してもらったらいいんじゃないですかね」。バックスクリーン3連発の再現へ、森下は頼もしい言葉を発する。
チームは開幕15試合を消化して6勝8敗1分けの4位。シーズンはまだ始まったばかりだが、早く昨季のような勢いに乗りたい。巨人との開幕3戦目で今季1号を放った森下は「自分はどこが相手とかジャイアンツとか特に興味ない。目の前の相手にしっかり勝っていきたいなと思います」と一戦必勝を強調した。
特別ユニホームも後押ししてくれる。今回の3連戦は「ウル虎2024」サードユニホームのお披露目試合。昨季、同ユニホームを着用した8試合(1試合中止)は5勝2敗1分けの好成績を収めている。14日の中日戦で今季初の4番に座った佐藤輝は「しっかり勝てるように頑張りたい」と気持ちを引き締めた。
大山の不振脱却も待ち望まれる。昨季は全試合4番で出場して日本一に導いたが、今季はコンディションに不安を抱え14日の中日戦では2年ぶりに5番で出場した。3打数無安打、1四球で打率・167。ここまで60打席ノーアーチ。チームに流れを呼び込むためにも、待望の一発を聖地のスタンドへぶち込みたい。
16日から甲子園に巨人、中日の上位2チームを迎え撃つ。「ホームなのでお客さんもたくさん来てくれると思う。何とか6連戦でしっかり勝ち越したい」と森下。豪快なアーチを夜空にかけ、再び熱狂を生み出す。