阪神最強助っ人のクレイグ・ブラゼル氏が10年ぶり来日で虎党と阪神戦を応援 21日には都内でファンミーティング予定
プロ野球・阪神などで最強助っ人外国人として活躍し、現在は日本プロ野球外国人OB選手会(JRFPA)に所属するクレイグ・ブラゼル氏(43)が17日、同じく元虎戦士で、ピッチャーとして活躍した川尻哲郎氏が営むスポーツバー「TIGER STADIUM」に来店。デイリースポーツの取材に応じ、日本でプレーした当時の思い出や、球団初のリーグ2連覇など目指す、阪神へエールを送った。
ブラゼル氏は19日の中日戦(甲子園)で始球式に登場することとなり、10年ぶりに来日。20日には、ホテルヒューイット甲子園で前阪神監督の矢野燿大氏とスペシャルトークショーも行うほか、21日にも東京でファンミーティングを開催する。
この日は始球式の“前哨戦”として、イベントを主催するJRFPAの提案で同所に来店。「日本に着いたのが数時間前」と若干疲れた様子で苦笑したが、「阪神ファンがここに集まると聞いて来ました」といい、甲子園で行われた阪神-巨人戦を、お店に集まった虎党達と熱く応援。阪神の「2-0」での勝利に喜びを分かち合った。
店内があふれかえるほど集まった虎党の熱気で満ちた中、名物の黄色い「ジェット風船」も飛ばしたブラゼル氏は現役時代を回想し、阪神について「ファンの応援の仕方が一番すごい」と笑顔。この日も「おかえり!」「ブラッズ(本塁打)47本!」と大歓迎を受け、つい笑みをこぼした。
現在はアメリカ在住で、ピラティススタジオを経営しつつ、3人の男児を育てる父として子育てに奮闘中。長男以外は野球を習っているという。現役引退から9年も、今でも日本野球をたまに視聴するといい、昨季阪神が18年ぶりにリーグ優勝、38年ぶりに日本一に輝いた際は「すごくうれしかった」と語った。
現役時代は阪神のほか、西武、千葉でも活躍したが「阪神が一番長かったので大好き」と、阪神愛も口に。今年、球団初の2連覇を目指すチームへは「去年は去年、今年は今年なので、前進あるのみ」と、昨季とは切り替えて試合に臨んでほしいとエールを送った。
ブラゼル氏は08年に西武で130試合に出場し、09年から阪神に移籍。10年には47本塁打を放った。「ブラッズ」の愛称で親しまれ、ファンからの人気も高かった。13、14年はロッテでプレーし、15年に現役引退した。