阪神がコールド勝ちで今季初の首位!6連勝で上り詰める 佐藤輝明が価値ある先制3ラン 才木が7回完封

 コールドゲームとなり、ファンにあいさつする阪神ナイン(撮影・石井剣太郎)
 5回を投げ終え、梅野(右)とタッチを交わしベンチに戻る才木(撮影・中田匡峻)
 6回、3ランを放つ佐藤輝(撮影・石井剣太郎)
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 「阪神3(降雨コールド)0中日」(21日、甲子園球場)

 阪神は降雨コールドで勝利し、今季最多の6連勝を飾った。

 試合前から降り続いた雨で内野に水たまりができるなど、七回表を終えて試合が中断。そのままコールドゲームとなった。

 試合は息詰まる投手戦だった。均衡を破ったのは六回だ。2死一、二塁のチャンスを作ると、佐藤輝が打席へ。フルカウントから懸命の粘りを見せると、中日・松葉が投じたスライダーを強振。打球は降りしきる雨を切り裂いて右翼席へ飛び込む先制の3号3ランとなった。

 先発の才木は力強い投球を見せた。初回、2者連続三振を奪うと、2死一塁からは4番・中田も空振り三振。二回にも2つの三振を奪い、三者凡退に抑えた。七回まで許した安打は単発の3安打のみ。雨が降り続き、マウンドコンディションが悪い中でも先発としての役割をしっかりと果たした。

 岡田監督は「きょうはお客さんのためにも絶対やる」と試合前の雰囲気を明かしつつ、「寒い中こういう試合を見せられてよかった」と表情を緩めた。「才木が一番やりたかったみたいだけど。それに値する投球だった」と7回完封の右腕をたたえ、佐藤輝の3ランには「1点じゃどうなっているかわからないし。3点は大きかった」と目を細めていた。

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