阪神・西純 大竹の助言効いた!「下半身使って」復調 甲子園2軍戦で7回4安打無失点9K
「ウエスタン、阪神7-4くふうハヤテ」(5日、甲子園球場)
余裕の笑みすら見せる投球だった。「球数的にも78球だったので、まだまだいけた感じでした。ファウルを打たせられたり、見逃しで三振を取れたり、徐々に良くなってきている」。阪神・西純矢投手が慣れ親しんだ甲子園のマウンドで復調気配を漂わせた。
初回、先頭に安打を許したものの後続は3人で抑えた。「低めの真っすぐがあるからこそ低めのワンバウンドするフォークでも振ってくれた」。二回には低めを意識したフォークで二者連続三振に斬りわずか8球で料理。その後もテンポ良くアウトを積み上げていく。「打者も早打ちだったのでどんどんストライクゾーンで投げていくことができた」と7回4安打無失点。9奪三振1四球でまとめた。
過去2試合は計8失点8四死球と苦しんだ。脱出の糸口として2日連続でキャッチボールを行った大竹から「昨日も教えてもらったんですけど、感覚的なことで腕で投げるんじゃなくて下半身を使って」と助言をもらった。「今日はしっかりできたんで、続けていこうかなと」。西純らしい投球でアピールを続けていく。