阪神・岡田監督「選球眼のええバッターやったら審判も人間やからボール言うかも」満塁機での佐藤輝の見逃し三振に【一問一答】
「阪神0-2広島」(7日、甲子園球場)
阪神は最下位の広島に敗れ、好投の先発・村上を見殺しにする形となった。終盤の満塁機で得点できなかったが、岡田彰布監督(66)は、八回1死満塁での佐藤輝の見逃し三振ついて「あれ、ストライクか。なんか、ちょっと広かったなあ」と首をかしげながらも、「選球眼のええバッターやったら、審判も人間やから、ボール言うかも分からん。そういう意味では味方に付けなあかんわ、審判も」と説いた。
岡田監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-先発の村上に勝ちをつけたかったか。
「まあ、自責ゼロやからなあ」
-村上は粘り強く投げていた。
「いやいや、だからまだいかせたんよ。あそこな。そら、お前勝ち投手な、(自責)ゼロで負けたらな」
-六回に代打を出さなかったのは続投の方が試合に勝つ確率も高いと考えた。
「いや、確率やなしに、そんなん代えられへんよ、あんなところで。(打席が)回ってきても代えてないよ、そんなん。誰も用意してないよ」
-七回、八回はチャンスだった。
「あれ、ストライクか。なんか、ちょっと広かったなあ。近本のも簡単に見送ったやつもなんか」
-今日は球審の判定か。
「判定ていうか、そらボールばっかり振ってるバッターやからな。そらそうやで、選球眼のええバッターやったら、審判も人間やから、ボール言うかも分からんで」
-そう思われてる。
「そうやんか、ボール振るバッターやから、そら人間やから審判も思いよるよ。こいつは絶対ボール振れへんてなればボールなるよ。機械じゃないんやから。そういう意味では味方に付けなあかんわ、審判も」
-八回もなんとかしたかった。
「そんなん当たり前やんか、なんとかしたいのは。まあでも、2球ファウルでも甘い球やからな結局な、あれファウルにしとったらなあ、あかんわなやっぱりな。あれで仕留めとかなあかんわのう」
-カウント1-3の5球目とか。
「のう。真っすぐも1、2、3で行けるようなカウントやしなあ。そういう意味では1球で仕留める、そういう場面やから。何球も粘って粘ってのあれじゃない場面やもんな。ああいうチャンスは一発で仕留めんとなあ、1スイングで」
-2点差で桐敷を投入したのも勝ちにいくため。
「いやそら分からんから。打順的にもなあ、一番点入る打順やったしなあ」
-広島・床田ももう負けられないと投げてきた。
「でもよう投げさしたなあ。頭から変わると思ったけどなあ、八回は」
-続投してきた時はしめたと思ったか。
「そら思うよ」
-中野も2失策とは珍しい。
「いや、シートかぶせた後は気いつけなあかんねん」