阪神・岡田監督の嘆き「内容悪すぎる。こんなんで勝つのは無理やわ」 大瀬良を打ち崩せず打線再び沈黙

 9回、空振り三振に倒れた大山。左奥は佐藤輝(撮影・中田匡峻)
 6回、空振り三振に倒れる佐藤輝
 2回、見逃し三振に倒れた森下
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 「阪神1-3広島」(8日、甲子園球場)

 阪神は、前夜4度目の完封負けを喫した打線が再び沈黙してしまった。気温12度に冷え込む中、虎党は必死に声をからしたが…。3番・ノイジーから大山、佐藤輝を挟み、6番・森下まで計14打数ノーヒット。チームの主軸を担う4人の惨状に、岡田監督も嘆くしかない。

 「真ん中の4人がノーヒットか。内容が悪すぎるよな。打ち取られ方のな。そら点入らんわ。こんなんで勝つの無理やわ。はっきり言うて」

 初回から3イニング連続で先頭打者を出したが大瀬良を打ち崩せない。1点を追う三回、中野が右前適時打を放ち、なお無死一塁からノイジーは三ゴロ併殺。続く大山は空振り三振に倒れ、右腕を乗せてしまった。

 「最初ちょっとボール多かったけどなあ。そんなええことなかったやろな」。攻略のチャンスありと見ていたが、四回以降は連打もなく、得点圏に進めることもできない。終盤も島内、栗林の剛速球にねじ伏せられた。

 「ずっと言うてるよ。そんな低めにこないってな。みんな高めやろ、打ち取ってるの。もうミーティングでも複数回言うてるよ」。指揮官は開幕前から「攻め方を変えてくる」と伝えてきたという。だが、なかなか対応できない。「前で打ったらええやん。簡単なことや。遅れてるから空振りするんやろ」。高め直球の打開策を問われると、あきれ顔で披露した。

 首位を走るチームは今季2度目の2カード連続負け越し。5月に入り、1勝4敗1分けの小休止だ。2位・巨人が勝ったため、0・5ゲーム差に縮まり、5位タイまで6チームが2・5差にひしめく大混戦。岡田監督が言う「つぶし合い」から抜け出すため、打線中軸の奮起が欠かせない。

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