阪神・伊藤将がまさか7失点KO ワンサイドゲームが一転2点差に 岡田監督も五回2死で交代を決断 勝利投手まであと1死
「DeNA11-9阪神」(11日、横浜スタジアム)
阪神の伊藤将司投手が五回途中7失点でKOされた。三回表終了時で9-2と7点リードがあったが、一気に2点差まで詰め寄られた。
立ち上がりから不安定な内容だった。ボールが高めに浮き、持ち味とも言える精密なコントロールは影を潜めた。3点を先制した直後にすぐ2点を奪われた左腕。三回には打線が近本の満塁弾などで一挙6点を奪い楽勝ムードかと思われた。
だが四回に佐藤輝の失策からピンチを広げて1点を返されると、五回には京田の走者一掃3点二塁打などで一気に2点差まで詰め寄られた。ここで岡田監督がベンチを出て交代を決断。勝利投手まであと1アウトだったが、2番手には富田が上がった。
伊藤将は今季最短となる4回2/3でKO。8日に28歳の誕生日を迎えて以降、初の先発マウンドだったが、ほろ苦い結果に終わった。
その後、八回に1イニング3被弾を浴びて痛恨の大逆転負け。岡田監督は「全部高めやんか。初回の5球見てみい。高い高い言うてんのに。修正でけへんのやなあ」と苦言を呈していた。