阪神・前川 4試合ぶりのスタメン起用に燃えた 豪快なフェン直二塁打で存在感「久しぶりに引っ張れた」
「DeNA11-9阪神」(11日、横浜スタジアム)
4試合ぶりのスタメン起用に奮起した。阪神・前川が4月10日・広島戦以来となる3番に起用。第1打席から変則右腕・中川颯を攻略した。初回2死、カウント1-0で真ん中に来たスライダーを逃さなかった。
勢いよく振り抜き、バットを放り投げると打球は“ハマ風”に乗り、右翼フェンス上部を直撃。あと数センチでプロ1号となる豪快な一打で悠々と二塁に到達。「久しぶりに引っ張れたので、その点はよかったかなと」。得点にはつながらなかったが、いきなり存在感を発揮した。
さらに八回1死ではカウント1-1から山崎の高めに浮いた直球をはじき返し、中前へ。2安打を記録し、「明日にまたつながるかなと思います」とうなずいた。
ただ、七回1死の左翼守備では、佐野が放った打球を追いかけるも捕球できず、前にポトリ。「最後のフライ、チャレンジできなかったので、そこはちゃんとできるようにしないといけない。反省点なので、また練習します」と気を引き締めた。