阪神 才木が128球完封勝利で投手戦制す 前日両軍20得点の乱戦から一転 七回のピンチで筒香を炎の併殺斬り 岡田監督采配ズバリ

 DeNA打線を相手に力投する才木(撮影・立川洋一郎)
 7回、ピンチを脱し中野らと喜ぶ才木(撮影・金田祐二)
 8回、度会(奥)から空振り三振を奪い、雄たけびを上げる才木(撮影・伊藤笙子)
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 「DeNA0-1阪神」(12日、横浜スタジアム)

 阪神が才木浩人投手のプロ4度目の完封勝利で3カードぶりの勝ち越しを決めた。128球の大熱投でDeNA打線を封じ込んだ。

 前日に7点差から逆転負けを喫し、2位に陥落していた阪神。前日に11得点と大爆発したDeNA打線を完璧に封じ込んだ。二回に2死一、三塁のピンチを背負うも、京田を中飛で無失点に。以降は味方の好守にも助けられながら、二塁すら踏ませない安定感抜群の投球を続けた。

 しかし1点リードの七回、安打と四球で無死一、二塁のピンチに。ここで前日勝ち越しの本塁打を放った筒香を迎えたが、二ゴロ併殺打に。桑原も二ゴロに打ち取り、危機を脱した。九回は2死から宮崎に安打を許し、代走・森に二盗を決められたが、牧を打ち取って4勝目を挙げた。

 打線は三回に2死から才木の四球が起点となり、1番に大抜擢された井上がつなぎの安打を放つと、中野の適時二塁打で先制。以降は好機をつくれなかったが、才木が1点のリードを守り切った。

 ヒーローインタビューで才木は「もう少し点を取って欲しいですね(笑)」と語り、スタンドは大爆笑。母の日の勝利とあって「勝ちました~!!」と歓喜の報告をしていた。

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