阪神 和田2軍監督が佐藤輝に集中力の改善求める 降格後初安打が適時打「結果が出たのは良かった」

 6回、適時打を放ち一塁ベース上で手をたたく佐藤輝(撮影・山口登)
 5回、石垣の打球を捕球し併殺に仕留める佐藤輝(撮影・山口登)
 先発し6回3失点と力投した門別(撮影・山口登)
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 「ウエスタン、中日4-3阪神」(18日、ナゴヤ球場)

 阪神は中日に惜敗し、2連敗となった。

 佐藤輝明内野手が降格後初安打を記録。15日に2軍降格となり、17日の同戦で降格後初出場していたが3打数無安打だった。この日は六回2死一、三塁から大野の変化球を捉えて、右前適時打。八回無死一塁でも左腕の近藤から右前打を放ち、マルチ安打とした。試合後は「結果が出たのは良かった」と話した。

 先発の門別啓人投手は初回1死から上林にソロ被弾。三回には味方のミスも絡んで、2死満塁となってディカーソンに2点適時打を浴びた。それでも、中盤は修正。五、六回は三者凡退だった。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -佐藤輝に1本出た。

 「やっぱりランナーを置いた時のバッティングというか、集中力というかね。見ていて、いる時といない時で明らかに違う。上でもクリーンアップを打つ選手なんで、いる時といない時の差はあるかもしれないけど。それがいない時でもそれぐらい集中して、いる時により集中するぐらいの感じになってくると、打率も打点も上がってくると思う。今日、ランナーを置いた場面ではいい打撃ができたと思う。打席へ立つごとに良くなりつつあるね」

 -打球が上がるのは好調のバロメーター。

 「そこが一番。長打を要求される打者なんで、打球が上がってくると本来のものに近づくと思う。その中でゲームだけじゃなくて、練習から見ていて『輝にしたら、もうちょっと飛んでたのにな』という感じがあるんでね。そこらへんが体のキレなのか、技術的なところなのか。練習からしっかり1球1球取り組みながら、ゲームに生かしていってほしいな」

 -守備も丁寧に。

 「今日のゲームも昨日に引き続いて、そういう集中力を持ってできてる。そういう気持ちがやっぱり大事だよね」

 -門別は制球の修正はできた。

 「ただ、1軍で打たれる前の球ではないね。器用な投手なんだけど、あまり小手先に走らんようにね。いつでもストライクを取れる投手なんでね。その分、球が弱くならないようにしっかり下半身を使って投球するというね。そうすると、球も戻ってくると思うんでね。いいところは悪くても悪いなりに投げられる投手なので。ただ、まだこれからの投手だから。悪いなりにももちろん大事だけど、もっともっと真っ直ぐを磨かないといけないし、変化球の精度だったりね。これからどんどん成長していかないといけない投手。1軍で怖さも知って、それで帰ってきての投球なんで。前回よりは良かったと思うし、また次にしっかり投げられるように」

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