阪神・佐藤輝 快音2軍降格後初安打 大野からの右前適時打&マルチ「内容も良かった」

 「ウエスタン、中日4-3阪神」(18日、ナゴヤ球場)

 目の覚めるような快音がナゴヤ球場に響いた。阪神・佐藤輝の降格後初安打は適時打。「ホッとというか、結果が出たのは良かったですね」。最高気温29度。強い日差しを浴びながら、強烈な一打を放ってみせた。

 「H」ランプをともしたのは3点を追う六回2死一、三塁。1ボールから大野の131キロ変化球を捉えた。痛烈な打球が一、二塁間を破る。一塁上で力強く両手をたたいた。守備に就いても、スタンドから大歓声。帽子を取って、深々とお辞儀をした。

 さらに、八回無死一塁では右前打でマルチ安打も記録。「内容も良かったんで、いいかなと思います」。1、2打席も右飛、左飛と打球に角度がついていた。長距離砲にとって、好調のバロメーターの一つ。「きょうだけってわけでなく、いつも心がけている」と早いカウントからの積極的な仕掛けも忘れなかった。

 17日は3打数無安打に終わったが、右肩上がりの兆しは見える。守備でも3度の守備機会を丁寧にこなした。和田2軍監督は「集中力を持ってできている。そういう気持ちがやっぱり大事だよね」と評価した。

 19日は蒲郡で中日戦、21日からは静岡でくふうハヤテとの3連戦と遠征は続く。「継続して?はい。頑張ります」。試合後はファーム恒例の素振りにも参加し、バットを振った。成長して1軍へと帰るために、鍛錬を重ねていく。

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