阪神 伊藤将司が5回まで無安打投球→打者15人で料理 頓宮、杉本が並ぶオリ打線を6回1安打無失点 青柳も3回無安打無失点
「ウエスタン、阪神2-0オリックス」(24日、鳴尾浜球場)
阪神の伊藤将司投手が先発し、5回まで無安打投球&打者15人で投げきる圧巻の内容を見せた。最終的に6回1安打無失点、1四球で二塁を踏ませない快投だ。
11日のDeNA戦で五回途中8安打7失点でKOされて以来の実戦マウンド。「ここまであんまり良くなかったので」とストレートは最速140キロながらキレを感じさせ、打者のバットを複数回、真っ二つにへし折った。
変化球は丁寧に低めを突いており、降格時に課題となっていた制球力も修正されているように映った伊藤将。4回まで1人の走者も許さず打者12人で仕留める圧巻の投球。五回先頭の杉本も低めの変化球でボテボテの三ゴロに打ち取ったが、三塁・佐藤輝が一塁へ悪送球。失策で初の走者を許したが、次打者を二直で併殺に仕留め、3人でイニングを終えた。
六回は先頭打者に初安打となる左前打を許したが、次打者を三ゴロ併殺打に仕留めた伊藤将。2死から四球を許すも野口を三ゴロに打ち取って二塁を踏ませなかった。
降板後は「ストレートは大胆に強さを出して、変化球は低めに丁寧に投げられました」とコメント。降格直後には「投げてても高いなと思ってたので」と課題を口にしていたが、「フォームを調整したり」と修正に励んでいた。
オリックスのスタメンには3番に頓宮、4番に杉本と昨年の日本シリーズで対戦した打者も並んでいた中、実績十分の左腕が本来のピッチングを取り戻した。2番手には青柳がマウンドに上がり、3回無安打無失点。豪華リレーでオリックス打線をわずか1安打に封じた。
打線は井坪の先制2ランが決勝点に。4番・三塁で出場した佐藤輝明内野手は3打数無安打、2失策だった。