イチロー氏が「ビックリした」と大絶賛の阪神の打者とは「強烈だったのは日米野球」「あの時凄かったんじゃない?ぼっこぼこに打ったと思うよ」
元メジャーリーガーのイチロー氏(50)が27日、人気野球ゲーム「プロ野球スピリッツA」において、12球団の監督、コーチから選手を選出する「イチローセレクション」を発表。同日は公式YouTubeチャンネルでセ・リーグ編が公開された。イチロー氏は「悩んだね。同世代とか一緒に対戦したり、プレーした選手を選びました。悩んだね」と明かして、セ各球団から選んだ選手を発表していった。
阪神からは現在、1軍打撃コーチを務める今岡誠氏を選出。イチロー氏が1つ年上のほぼ同世代といえる選手だが「接点は記憶にはないです」と明かしつつ、「強烈なインパクトを残したのは日米野球の時。マリナーズの選手としてアメリカ側にいたわけだけど、02年かな。バッターってライトをやってると、右打者はすごくよく見える。投手が足を上げて、どのあたりでバットが出てくる準備ができているか。その時点で何となく分かるんだけど、全部その体勢に入っていたのね」と、当時を振り返った。
今岡氏はその02年に初めて打率3割をマーク。翌年には首位打者を獲得している。「アメリカ人の投手は足上げてからリリースまでの時間が日本人の投手に比べて早いので、どうしても刺されるんですよ。球が速い、遅いじゃなくて、タイミングで刺される。でも、それが全部できているんだよね。早い。早くて、バットがスパーンと出てくる。で、またいい打球飛ばすんだよね。あの時凄かったんじゃない?今岡。ぼっこぼこに打ったと思うよ。ビックリしました。それを日米野球の瞬間で対応できる。たぶん天才型なんだと思います」と、賛辞を並べた。