阪神・ビーズリー 意地の奮闘6回1失点 「攻めの気持ちを忘れず」来日最多106球
「ロッテ3-2阪神」(1日、ZOZOマリンスタジアム)
苦しいチームの力になろうと、阪神のジェレミー・ビーズリー投手は奮闘した。幾度のピンチにも粘りの投球で最少失点に。しっかりと仕事を果たした。
「あんまり今日は良くなかった。悪い中でバッターとしっかり粘り強く対戦ができたところはよかった」
三回は四球、死球で1死一、二塁となったが、岡を三ゴロ併殺打に。絶叫して喜んだ。四回1死では高部の打球に、自身の一塁へのベースカバーがわずかに間に合わず内野安打に。死球も与え2死一、二塁となると、安田の一塁ベースを直撃する不運な当たりで先制点を献上。2軍戦も含め、続いていた無失点記録は43イニングで途切れた。
佐藤には四球でなおも2死満塁とピンチは続いたが、友杉を中飛に打ち取り、追加点は許さず。来日最多の106球を投げ、6回3安打1失点。いつもは多い三振の数もこの日は一つで、ファウルで粘られる場面も多かった。それでも「負けないように攻めの気持ちを忘れずに投げていた。しっかり自分のボールを投げ切ることは大切にしました」とビーズリー。勝ちには結び付かなかったが、意地を見せたマウンドだった。