連敗ストップの阪神・岡田監督「もう、きょうは才木に任すしかあれへん」 先頭弾の森下には「ホームランは打つな言うたのに」
「ロッテ0-1阪神」(2日、ZOZOマリンスタジアム)
阪神が先発・才木浩人投手が今季3度目の完封で、チームの連敗を5で止めた。初回の1点を守り切った無四球の力投に、岡田彰布監督は自ら「才木に聞いたれ(笑)。俺はもうええやろ」と切り出し絶賛。「コントロールもよかったしな。球数も、ぜんぜん大丈夫やったからな。もう、きょうは才木に任すしかあれへん」と最終回に送り出した心境を明かした。打線は初回に1番で起用した森下が先頭打者本塁打。指揮官は「ホームランは打つな、言うたのに。その代わり全部塁に出ろ言うたんやけど」と振り返り、結果的にこれが決勝点になったが「その時点では分からへんけどな。終わってみればやけど」と話した。
岡田監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
(自ら切り出し)
「才木に聞いたれ(笑)。俺はもうええやろ」
-立派な投球だった。
「そやそや。何回目やこれ。アイツが止めたのは」
-九回も相当なプレッシャーがあったはず。
「そらなあ、ランナー2人出たわけやからなあ。もうアイツに任すしかあれへんやんけ。去年な、佐々木朗希に完封したしな。アイツもな。甲子園やったけどな」
-無四球も立派。
「おお、コントロールもよかったしな。球数も、ぜんぜん大丈夫やったからな。もう、きょうは才木に任すしかあれへん」
-投げる度に頼もしさが増している。
「ファン投票1位の選手やからな。一応は」
-九回は前の2試合がよぎったか。
「そんなんよぎるもクソも、毎日見てるんやから。何を、よぎるて。よぎんのはあんま見てないことや。毎日見てんねんから、昨日も今日も。腹くくるしかないやん。才木に託すしかないやん」
-森下の先頭打者弾は。
「ホームランは打つな、言うたのに。その代わり全部塁に出ろ言うたんやけど」
-ベンチ帰ってきたときもそのことを言った。
「おう、なんでホームラン打つんや、って」
-結果的にあの1点が決勝点。
「その時点では分からへんけどな。終わってみればやけど」
-近本は4番が板についてきたか。
「そんなん板につかへんやろ、2試合くらいで」
-森下にホームランを打つなというのは最近のバッティング内容を見てか。
「打順を1番にしたからの。それよりも塁に出ろってな」
(続けて)
「しんどいわ」
「雨降るなあ」
-東京六大学リーグで母校の早大が優勝した。
「おう」