阪神・森下 珍しい直接指導で感じた岡田監督からの期待
「ロッテ0-1阪神」(2日、ZOZOマリンスタジアム)
阪神が接戦を制し、連敗を5で止めた。今季4度目の1番で起用された森下がプロ初の先頭打者弾。4月26日・ヤクルト戦以来、106打席ぶりの今季6号で勝利に貢献した。デイリースポーツの担当記者が森下と岡田監督とのエピソードを紹介する。
◇ ◇
岡田監督から厳しい言葉をかけられることも多い森下だが、それは期待の裏返しでもある。普段は選手と直接会話をすることが少ない指揮官から、直接指導を受けることもあった。
4月中旬。甲子園でのティー打撃中に、「左肩が入りすぎて、ねじりが強くなってずれが生じている」と指摘を受けた。肩が入りすぎると打つポイントがずれ、ミスショットにつながるという。そこで指揮官が提案したのが置きティーの位置を前にすることだった。
すぐに実践し、「ポイントを前にすることで、肩が入りすぎなくなる。前に置くと(飛ばそうと思っても)ねじりがなくても前にいく力があるので」と効果を明かした。直々の指導には「珍しいですね。あんまりないことだと思います」と驚いた様子だったが、「アドバイスもらって練習方法変えた方がよかった」と感謝。いつも気にかけてくれる監督の思いにも応えられるように奮闘を続けていく。(デイリースポーツ・山村菜々子)