オンもオフも魅力あふれる阪神・才木はストイック 切り替えで好結果

 森下(左から3人目)の先頭打者本塁打で挙げた1点を才木(同2人目)が守り切り、交流戦初勝利を挙げた阪神ナイン(撮影・伊藤笙子)
 ロッテ打線を相手に力投する才木(撮影・田中太一)
 3回、ロッテ打線を三者凡退に抑え、笑顔で戻る才木(撮影・田中太一)
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 「ロッテ0-1阪神」(2日、ZOZOマリンスタジアム)

 阪神・才木浩人投手がプロ初の無四球完封で連勝中のロッテを止めた。虎の子の1点を守り抜く気迫の116球。抜群の安定感の裏にあるオンとオフの切り替え。デイリースポーツの担当記者がストイックな右腕の姿を明かす。

  ◇  ◇

 誰に聞いても、才木はストイックだと言う。トレーニングを欠かさず、常に野球のことを第一に考える。ただ、今年はキャンプ前の体調不良で3日ほど何もできない時間を過ごした。「ただ寝るだけだった。でも、休息は大事やなと思いましたよ」。改めて、休みの大切さに気づかされた。

 ストイックさに変わりはない。だが、体のケアがない日は一日中、家で過ごすことも多い。「基本的に外へ出たくないタイプなんで」。起きたい時間に起床。おなかがすいた時に食事をする。3食をとるということ以外はルールを決めない。「やりたいことをやってます」と自由がテーマだ。

 大好きなゲームに没頭し、野球のことは一度リセット。「シーズン中は特に試合でストレスがたまるから。ゲームでもたまるけど」と笑った。このオンとオフの切り替えが結果にもつながっている。試合後のヒーローインタビューでも急に笑い出したり、独特な言葉で表現したりと、“オフ”の才木の魅力が詰まっている。(デイリースポーツ・今西大翔)

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