阪神・村上 才木「完封しとけ」に「はい、はぁー(笑)」 4日楽天戦、1カ月ぶり3勝目を今季初完封で飾る!
阪神の村上頌樹投手(25)が3日、才木の「完封指令」に応えてチームを連勝に導くことを誓った。休養のため一度登板を飛ばして、4日・楽天戦(甲子園)で2週間ぶりに先発。2日・ロッテ戦で今季3度目の完封勝利を挙げた同い年で仲良しの右腕に続き、1カ月ぶりの3勝目を今季初完封で飾る意気込みだ。
画面を通して気迫を感じ取った。チームの連敗を5で止め、11連勝中だったロッテを1-0でシャットアウトした才木の力投。村上は切磋琢磨(せっさたくま)してきた右腕の快投に対して、率直な気持ちを明かした。
「(1-0は)すごい嫌だというか、気の抜けない展開の中で投げるのはしんどいと思うし、それを才木は今年2回もしているので、やっぱりすげえなと思う。同級生が頑張っているので、自分も負けないように続けられるようやっていきたいと思います」
甲子園での投手指名練習を終えた後、真剣な表情で話していたが…。報道陣から「『完封しとけ』って言っといてください(笑)」という才木の言葉を伝えられると表情が一変。苦笑いしながら、先発予定の4日・楽天戦での快投を誓った。
「はい、はぁー(笑)。そうっすね。まだ(完封)できてないので、今年。できるように。甲子園なので球場が広いですし、狙っていけるように。最近、失点ばかりしているので無失点でいけるようにやっていきます」。チームトップの6勝を挙げ、投手陣をけん引する存在となった才木のゲキに呼応した。
今回は5月21日・広島戦以来、2週間ぶりの登板となる。先発予定だった同28日・日本ハム戦が雨天中止となった後は、岡田監督の指示で休養するために登板を一回飛ばした。
今季は開幕から中6日で火曜日を任されており、登板間隔が一定のため体力面に問題はなく、今回は調整も変えていないという。
だが、4月30日・広島戦で2勝目を挙げて以降は勝ち星から遠ざかり、自身3連敗中。「自分的にはそこまで(疲労は)感じていなかったけど、打たれていたのでリフレッシュという意味で、いい期間になったかなと思います」。メンタル面では大きな効果があったようだ。
楽天戦は8回4失点で敗戦投手となった昨年6月6日以来の登板。「フォアボールを出さなければ大量失点になることは少ないと思うので。自分から攻めていけるように。しっかり自分の投球ができれば抑えられると思う」。才木の投球と言葉を刺激に変えてマウンドに上がる。