阪神が競り負け今季最多4万2622人がため息 大山スタメン落ちも貧打解消ならず 村上力投も1カ月以上白星なし

 10回、楽天に勝ち越しを許し、ぼう然と立ちつくすゲラ(撮影・飯室逸平)
 延長10回、代打・茂木に適時三塁打を打たれて勝ち越しを許し、表情を険しくする岡田監督(中央)=撮影・立川洋一郎
 スタメンを外れ、ベンチから試合を見る大山(撮影・山口登)
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 「阪神1-3楽天」(4日、甲子園球場)

 阪神は同点の延長十回、5番手のゲラが2死二塁から連続タイムリーを打たれて2点を勝ち越された。

 この日は打率・199と不振の大山がスタメン落ちするなど打線の入れ替えを行ったが、チームの打撃復調とはならなかった。0-0の四回、先頭の中野が放った打球に右翼の小郷が前進して突っ込んだが、捕球できずに三塁打に。1死後、森下が左翼フェンス直撃の適時三塁打を放ち1点を先取した。直後の五回に同点に追いつかれると、七回までは3安打と打線が振るわない。

 1-1の均衡状態が続いていた八回には、大山に代わって「7番・一塁」で出場した先頭の渡辺が直球を捉えて中前打をマーク。梅野が犠打を決め、途中出場の続く木浪が四球を選んで1死一、二塁と好機をつくった。だが、ここまで2安打の中野が左飛に倒れると、代打・原口が三ゴロに打ち取られ、勝ち越しの好機を生かせなかった。

 先発の村上は休養のため一度登板を飛ばし、中13日での登板。6回1失点と力投を見せるも、4月30日・広島戦以来となる白星をつかむことはできなかった。

 球場には今季最多4万2622人が詰めかけた。

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