無駄ではなかった阪神・佐藤輝の2軍鍛錬 守備に対する意識の変化

 「阪神5-1西武」(7日、甲子園球場)

 ファームでは打撃だけでなく、守備の向上も大きなテーマだった。降格初日、阪神・佐藤輝は田中2軍内野守備走塁コーチと特守を敢行。小さいグラブを使って、素手で捕球する感覚を養った。新たな相棒を気に入り、家へ持ち帰るほど。とにかく、守備への意識を高めようとしていた。

 田中コーチが守備に対する意識の変化を感じたのは、降格から約2週間が経過した頃。「和田監督も言ってたけど、静から動になったよね。バットにボールが当たるまで動いとけよって言って、それを本人も分かったんちゃうかな」。この日の守備機会は4度。難しいバウンドも1歩目の速さで対処した。

 田中コーチが例に出したのが、テニスのサーブを受ける構え。止まっていては、瞬時に対応できない。「ちょっとそれでやってみますって言ってたから」。常に足を動かし、それからはスムーズに打球へ入れるようになった。「1軍にいったらエラーもあるかもしれない。でも、取り組み方は良かった。意識は変わってきたよ」。ファームでの23日間の鍛錬は決して無駄ではなかった。(デイリースポーツ阪神担当・今西大翔)

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