阪神・伊藤将 昇格即復活星 ヒヤリ打球直撃も気合の続投 7回1失点で3勝目「ここからが全部大事」

 「阪神5-1西武」(7日、甲子園球場)

 頼もしい左腕が帰ってきた。阪神・伊藤将が約1カ月ぶりの1軍登板。ピンチもアクシデントも乗り越える気迫の100球で3勝目を挙げた。

 「復帰して自分にとってはすごく大事な試合だったので、7回1失点はよかった」

 5月11日・DeNA戦(横浜)は五回途中7失点でKOされて2軍降格。再調整を経て臨んだ登板だった。四回まで1安打と好投を続けた。だが、2-0の五回2死から四球と安打で2死一、三塁とされ、代打・長谷川に左前適時打を浴びた。

 源田にも安打を浴び2死満塁とピンチは続いたが、滝沢に最後は4球連続直球を続け、二ゴロに。フォーム改善し、見直してきた直球には「ファウルも取れて、空振りもあったのでいい感じかな」とうなずいた。

 七回にはヒヤリとする場面もあった。先頭の山野辺のライナーが左膝内側を直撃。うずくまり、治療のためベンチへ下がった。それでも自ら「大丈夫なので行きます」と志願の続投。後続をたち7回5安打1失点。4月17日・巨人戦(甲子園)以来の勝ち星だった。

 今季初バッテリーの坂本にも「誠志郎さんのリードのおかげですね」と感謝。この日ともに復帰した佐藤輝には好守で何度も救われ、「すごくキレのある守備してくれてたので、反省してるなと思いました(笑)」と“愛のあるいじり”も。試合後はほっとした表情も見せたが、すぐ気を引き締めた。「ここからが全部大事なので」。将司の本領発揮はここからだ。

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