阪神・岩貞「いける」昇格手応え 3試合ぶり無失点「制球できてキレも満足」
「ウエスタン、阪神1-4中日」(7日、鳴尾浜球場)
ようやく納得できる状態へ仕上がった。阪神・岩貞が1回無安打無失点、1奪三振。3試合ぶりとなる無失点投球を見せた。
「ある程度、制球はできてボールのキレも満足というか。これならいけるかなっていうものは出せたかなと」。左肘の違和感を訴えて出遅れていたベテランが、今季初昇格を見据えた。
七回から登板。先頭の代打・中島を初球の直球で三ゴロに仕留めると、続く浜は3球連続のスライダーで全て空を切らせて三振に斬った。最後は樋口を148キロの直球で一ゴロに。和田2軍監督は「スライダーはキレもいいし、コントロールもできる中で真っすぐも今日は(良かった)ね。球自体はちょっと戻りつつある」と評価した。
1軍救援陣では、岩崎とダブルストッパーを担ったゲラが再調整で5日に出場選手登録抹消。同日の楽天戦では1イニングで救援3投手が登板するなどフル稼働を続けている。「変化が生きるような真っすぐを投げていけば、ベストな状態になってくるかな」と左腕。救世主となるべく、さらに状態を高めていく。