阪神 渡辺がファウルフライを追って頭部から一塁カメラマン席に落下 自力でベンチに引き揚げるも途中交代 病院へ向かう 甲子園が騒然
「阪神3-0西武」(9日、甲子園球場)
三回の守備で一塁ファウルグラウンドへの飛球を追った阪神・渡辺諒内野手が、頭部から真っ逆さまに一塁カメラマン席に落下した。グラウンドに担架が運び込まれる中、最後は自ら歩いてベンチへ引き揚げたが、途中交代した。
三回2死から奥村の打球を懸命に追った渡辺。カメラマン席に身を乗り出してミットを伸ばしたが、そのまま頭部から落下。甲子園は悲鳴に包まれるなど騒然となり、ベンチからトレーナーが飛び出して駆け寄った。
そのまま起き上がることができず、グラウンドに担架が運び込まれる事態に。その後、カメラマン席内のベンチに座り、最後は自らの足でベンチへと引き揚げた。スタンドのファンからは大きな拍手が降り注いだ。
ただ頭部から真っ逆さまに落下しており、岡田監督も心配そうに様子を見つめ、すぐに糸原へ交代の決断を下した。その後、渡辺は球場を離れて病院へ向かった。
甲子園のカメラマン席はグラウンドレベルから1メートルほど掘り下げられて作られている。
試合後に再び球場へ姿を見せた渡辺は「軽く(頭を)打ちましたけど別にそこまで影響もなかったんで。全然大丈夫です」と語った。