阪神・岡田監督 オリックス左腕攻略へ渡辺がキーマン 頭部負傷交代も「どうしてもナベいるよ」

 阪神の岡田彰布監督(66)が10日、左腕攻略のキーマンに渡辺諒内野手(29)を指名した。

 11日からのオリックス3連戦(京セラ)では第1戦に曽谷、第3戦に田嶋と2人の左投手の先発が予定される。指揮官は「左2枚くるみたいやから、どうしてもナベ(渡辺)いるよ。今、調子ええしな」と、8日・西武戦(甲子園)まで5試合連続安打を継続していた渡辺の名前を挙げた。

 渡辺は9日・西武戦(甲子園)で、三回の守備で一塁ファウルフライを追ってカメラマン席に落下。頭部を打って途中交代した。西宮市内の病院で検査を受けた結果、頭部打撲と診断され、試合出場に影響はなさそうだ。指揮官は「ナベ次第やけどな」と心配そうに話したが、渡辺の起用が可能なら原口と2人の右打者を一塁もしくはDHで打線に組み込めるため、左腕対策は厚みを増す。

 昨年日本シリーズの再戦となるが、岡田監督は「そんなん関係ないよ」と一笑に付した。その一方で「3連勝しよったなあ。やっぱりすごいなあ」と好敵手として一目置いている。3連勝中の阪神と5連勝中のオリックス。好調同士の“関西ダービー”は熱戦必至となる。

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