阪神 2年連続で交流戦負け越し決定 チグハグ攻撃で痛恨完封負け 9回で5度得点圏に走者進めるも…最後は佐藤輝が空振り三振で14K

 5回、空振り三振に倒れた森下は顔をしかめて悔しがる(撮影・田中太一)
 5回、チャンで空振り三振に倒れ森下(右から2人目)はベンチで天を仰ぐ(撮影・山口登)
 8回、空振り三振に倒れるノイジー。甲斐は盗塁を狙った中野をアウトにする(撮影・山口登)
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 「ソフトバンク2-0阪神」(14日、みずほペイペイドーム)

 阪神が痛恨の完封負けで2年連続となる交流戦負け越しが決定した。ソフトバンクの先発・モイネロに12三振を喫するなど、27個のアウトで三振は14を数えるなど悪夢の展開だ。

 序盤のちぐはぐな攻撃が悪い流れを生んだ。初回はノイジーの二塁打、近本の内野安打で2死一、三塁の好機をつくるも、原口が空振り三振に倒れた。二回は先頭の渡辺が左翼線へ二塁打を放つも、続く豊田の遊ゴロで三塁へスタートを切って憤死。さらに好機を広げるも木浪が併殺打に倒れた。

 四回は岡田監督が動き、一塁走者・原口、打者・渡辺の場面でヒットエンドランを敢行。これが暴投を誘って得点圏に進んだが、後続が倒れ無得点に終わった。五回は先頭の坂本が左前打で出塁。続く木浪がきっちりと送りバントを決めた。だが森下は高めのボール球を振ってしまい空振り三振。中野は追い込まれてからファウルで粘るも、高めのボール球に空を切った。

 六回も1死から近本が安打で出塁し、二盗を決めた。だが原口、渡辺が痛恨の連続三振。モイネロに10三振を喫するなど、敵地に阪神ファンの悲鳴が充満した。七回も先頭から連続三振であっさり2死。12三振を奪われる屈辱だ。

 八回はノイジーが三振併殺に倒れ好機を逸し、九回は先頭の近本が出塁するも最後は代打・佐藤輝が空振り三振。今週3度目の完封負けという屈辱だ。

 先発の伊藤将は序盤、テンポ良くアウトを重ねたが、五回につかまった。簡単に2死を奪った後、笹川にプロ初安打となる中前打を許すと、プロ初盗塁も決められる。続くドラフト3位ルーキー・広瀬にはプロ初アーチを左翼ホームランテラスにたたき込まれて、“初もの尽くし”の攻撃で2点を失った。8回2失点の完投だっただけに、悔いが残るワンシーンだ。

 阪神はこれで交流戦5勝10敗となり、残り3試合を残して負け越しが決定。貯金も再び1となり、なかなか波に乗れない展開が続いている。今週は完封負け→完封負け→5得点→完封負けと打線が苦しい状況に陥った。

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