阪神・伊藤将 好投むなしく完投負け 11日村上に続き直近4戦2度目 四回2死から痛恨被弾に泣く

 「ソフトバンク2-0阪神」(14日、みずほペイペイドーム)

 8回完投、103球の熱投も、また1球に泣いた。阪神・伊藤将司投手(28)は試合後、言葉少なにバスに乗り込んだ。強力タカ打線に対し、初回は三者凡退で順調な立ち上がり。二回から四回は安打を浴びながらも粘りの投球で、二塁すら踏ませなかった。

 しかし悪夢は両軍無得点の五回に訪れた。2死から笹川にプロ初安打と初盗塁を献上。2死二塁となると、カウント1-2からドラフト3位・広瀬(慶大)に投じた4球目、高めに浮いた140キロを完璧に捉えられた。打球は左翼のラッキーゾーンへ。まさかのプロ初本塁打となる2ランを被弾。「失投だったっすね」と唇をかんだ。

 それでも六回以降は立ち直った。七回は2死一、三塁のピンチを背負ったが、周東を左飛に仕留めて追加点は許さず。「先頭は絶対に切っていきたい」と話していた通り、一度も先頭に出塁させなかった。ただ「先頭が切れたっていうのは良かったですけど、ああいう場面で打たれたら意味ない」とうつむいた。

 公式戦で前回ソフトバンクと対戦した21年6月5日の甲子園では、六回に甲斐に勝ち越し2ランを被弾。6回5安打3失点で負け投手となっていただけにリベンジしたかったが…。味方の援護にも恵まれず、8回7安打2失点で22年8月17日・ヤクルト戦以来の完投負け。必死の投球も報われず、またも悔いが残る結果となってしまった。

 ◆4日間で2度目… 阪神先発投手の完投負けは今季2度目。前回は11日・オリックス戦の村上で8回11安打4失点で今季5敗目。村上は7回まで2点に抑えていたものの八回に2点を失った。村上に続いて、この日の伊藤将も完投負けとなり4日間で2人目となった。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス