阪神の才木浩人投手（２５）が１９日、「日本生命セ・パ交流戦　優秀選手賞」に選出された。「選んでもらってありがたい」と顔をほころばせた。

　阪神は今年の交流戦は７勝１１敗と苦しんだが計３試合に先発した右腕は全て勝ち星が付き、チームの勝利に大きく貢献した。完封するなど、１６日のソフトバンク戦では惜しくも１失点としたが、３５回１／３無失点を続けて１２球団単独トップの８勝目を挙げた。

　「連敗を止めたりとか、連勝に乗ったりとかもできたので。個人的にはちゃんと任されたところでしっかり仕事ができた」と納得。ただ「最後にソフトバンクで近藤さんにホームランを打たれるというのは悔しかったので、ああいうバッターを今後は抑えられるように」と次戦を見据えた。

　プロ入り後の表彰はないと言い、「来年は交流戦で優勝してそこからＭＶＰに選ばれるように頑張りたい。まだまだ全然、レベル的に低いと思っているので、ここからもっといいシーズンにできるように」とさらなるレベルアップを誓った。