阪神・岡田監督 走塁意識に再び苦言「なんでコーチも行けとか怒れへんのやろな」シート打撃でも緩慢

 阪神の岡田彰布監督(66)が19日、走塁意識の低さに苦言を呈した。甲子園で走者を置いたシート打撃を行ったが「(走者を)つけただけやったな。何にもないよ」とあきれ顔で振り返った。

 指揮官は2つの走塁をやり玉に挙げた。1死二、三塁を想定し、打席の佐藤輝が深めの中飛を打ち上げたが、二走・糸原はタッチアップを怠った。さらに三走・近本が内野ゴロで本塁に突入しなかったことも指摘。「ただ、やってる練習なんやなと、そういうふうに見えてしまうわけよ」と緊張感の欠如を危惧した。

 18日・日本ハム戦(甲子園)が前段となっていた。サヨナラ勝ちを収めたが、岡田監督は度重なる走塁ミスが接戦の要因になったと激怒。一夜明けても緩慢な走塁に変化が見られなかったことに我慢がならなかった。

 「なんで、コーチも行けとか怒れへんのやろな。それが俺は不思議やねん。みんな見過ごしやぞ」と怒りの矛先をコーチ陣にも向けた。「普通」の野球を掲げるが、指揮官の目には小さなほころびが見え隠れしている。いま一度、チームを引き締め直し、リーグ戦の再開に向かう。

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