阪神・岡田監督 球宴までに「自分の姿取り戻せるか」リーグ戦再開仕切り直しへ

 打撃練習の様子を見つめる岡田監督(撮影・立川洋一郎)
 練習を見守る岡田監督(撮影・山口登)
 打撃練習の様子を見つめる岡田監督(撮影・立川洋一郎)
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 阪神・岡田彰布監督(66)が20日、甲子園球場での全体練習後、21日のDeNA戦からのリーグ戦再開へ向けて仕切り直しを強調した。交流戦は7勝11敗と苦戦したが、首位・広島と2・5差の2位に付け、貯金も2をキープしている。オールスターまで26試合。チームの形を整え、1つずつ貯金を積み重ねていく。

 苦しみ抜いた交流戦を終え、21日からいよいよリーグ戦が再開する。オールスターまで26試合。曇空の下、ナインの動きに目を凝らした岡田監督は再出発を宣言した。

 「まずそやなあ。そこ(オールスター)までどれぐらい自分の姿を取り戻せるかやろなあ。みんながな。今まで悪すぎた分なあ。どんだけな、仕切り直しというか、修正できるかやろなあ」

 今季は開幕から貧打に悩まされ、チーム打率・220はリーグワースト。187得点は同3位だが、完封負けは9度を数える。指揮官は「普通の姿がないから淡泊に見えるよな」と不満顔で昨季との違いに言及した。

 「去年もめちゃくちゃチーム打率がよくて勝ったわけじゃないやんか、結局はな。フォアボールにせよ、ランナーを進めるとか、次の塁に当たり前にいくとか、そういうことができているからいい結果が出るわけであって。つながりとかで点を取ってたわけやからな」

 将が言うように昨季もチーム打率は・247ながら、リーグ断トツの494四球を選び、同最多555得点を誇った。「いや去年のようには無理よ」と語気を強めつつも「オールスターまでにある程度形というか、去年に近いぐらいみんなが役割をできるかどうかやろな」と青写真を描く。

 交流戦は7勝11敗。ショッキングな逆転負けを喫するなど苦難続きの印象が強いが、リーグ2位で貯金も2をキープした。「不思議やなあ。不思議やと思うよ」。指揮官は首をかしげ「今年は混戦や言うてるやん。断トツで突き抜けるかいな。そんな勝負あまいもんちゃうよ」と勝負への執念を言葉に乗せた。

 監督通算700勝まであと2勝、阪神監督最多514勝まであと4勝に迫る中、「まあ別に、別にそんなんええわ」と自身の記録には少しも興味を示さない。頭の中はチームのことでいっぱいだ。勝負の夏場を見据えて、軌道に乗せていく。

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