阪神・岡田監督「天気に逆らったらあかんよ」 昇格の野口に「フリーバッティングでもものすごくいい」

 「ヤクルト(降雨中止)阪神」(28日、神宮球場)

 27日の中日戦を快勝した阪神。勢いに乗って敵地でのゲームに入りたかったが、まさかの水入りとなってしまった。以下、岡田彰布監督との一問一答。

  ◇  ◇

 -雨は仕方ない。

 「今日はもう無理やろ。ここまで引っ張って」

 -昨日(27日)は打線がいい形だっただけに試合ができれば。

 「それはもうしゃあないよ、そんなもん。やろうと思ってもできへんやん。天気に逆らったらあかんよ。しゃあない」

 -ビーズリーの登板は。

 「またちょっと金曜(7月5日)まで飛びや。ファームでも調整登板しとったし、ちょっと悪いけどな、もう一回、うまいこと調整してくれって言うたけどな」

 -(シーズン)折り返しの時期にピッチャーが良くなってきた。

 「先発の頑張りがあったからこそやけどな。(調子が)悪いなりにも、みんな踏ん張っていたと思うよ。でも今の方が先発は全然いいよ」

 -野口が合流した。

 「ずっとファームでも良かったし。今なんかタイミングの取り方も、今日のフリーバッティングでもものすごくいい」

 -オープン戦の経験が生きているか。

 「でもやっぱり最近のゲームの中で何かちょっとつかんだんとちゃうか。若い選手はそうやん。結果が出てきたら、何か自信をつかむものであって。ゲームの中で成長していくもんやから」

 -キャンプで伝えた前でさばくバッティングを1軍で出してほしいか。

 「2軍での姿を見て1軍に上げているんやから。1軍におるスイングなんかせんでええ。そのスイングを継続してやっていけば」

 -なるべく早いタイミングでチャンスは来そうか。

 「まだそれは分からん。右(投手)が続くからな。それこそ(好調の)前川が怒りよるよ(笑)。みんな試合出たいのは当たり前やからな。そこで結果が出たら、なかなか『今日は休み』とは言われへんやん」

 -ノイジーは求める水準まで達しない。

 「いやあ、やっぱり内容悪いもん、悪い」

 -佐藤輝について、打席で普通のことを当たり前にということ。

 「ボール球を振ったらあかんいうのは普通のことやんか。野球始めた時からそうやん。ボール球を振ってもええという、そんな教えなんか誰も受けてないわけやから。バットの長さは限られてるんやから、バットよりも遠いとこのボールなんか絶対当たらへんねやからな。ランナーいる時はチームのために点を挙げることやから。二、三塁でチョンとヒット打って2点とホームラン打って3点、そんな変われへんぞ。それやったら、あないして三遊間の方に打った方が確実性が高いわけやから」

 -本塁打を増やすためにも打率を上げる。

 「そうよ、打率よ。打率上がってったら絶対ホームラン増えるよ」

 -近本は結果的に2日間リフレッシュとなった。

 「おお、休めたなあ」

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