阪神 佐藤輝明の今季初1試合2発で連勝 岡田監督は球団歴代最多タイの514勝 首位・広島に2ゲーム差 大竹が5勝目

 「広島1-2阪神」(3日、マツダスタジアム)

 阪神がリーグ戦再開後初の連勝で首位・広島とのゲーム差を「2」とした。岡田監督は阪神で通算514勝目となり、藤本定義と並んで球団歴代最多タイの勝利数となった。

 若き主砲に待望の一発が飛び出した。二回先頭、佐藤輝が右翼席に運ぶ先制の今季4号ソロをマークした。4月21日・中日戦(甲子園)以来、123打席ぶりのアーチに「久しぶりすぎて」とコメント。軽快にダイヤモンドを一周した。

 これだけでは終わらない。同点の六回2死では詰まりながらも左翼スタンドに運ぶ勝ち越しの5号ソロを記録した。1試合2発は今季初。1点リードの五回2死では自身の三塁守備で痛恨の悪送球をきっかけに同点に追いつかれた中、一振りでミスを取り返した。

 先発の大竹は初回から五回2死まで完全投球を披露。四回2死での上本に対しては72キロの遅球を投じるなど緩急を生かした投球で的を絞らせず。ここまで通算9戦7勝と好相性を誇る広島相手に7回2安打1失点と好投を果たし、今季5勝目を挙げた。

 2軍降格も経験した佐藤輝が目覚め、投打の歯車がかみ合いだした阪神。打線の中軸も固まりつつあり、上昇気流に乗っていきそうな気配だ。

 ヒーローインタビューでは「なかなか出てなかったんでやっと出た感じ」と語った佐藤輝。決勝弾には「取り返せて良かったです」と表情をゆるめた。打撃の状態については「どんどん上がってきているので、しっかり打てるように頑張ります。しっかり打って、守って、ピッチャーが抑えて、いい勝ち方を積み重ねていきたいと思います」と語り、スタンドの歓声を浴びていた。

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