阪神 佐藤輝明「その質問する!?(笑)」バッタとの出会いを幸運に変えた高い技術 右へ左へ初の1試合2発 SNSでバッタに感謝も
「広島1-2阪神」(3日、マツダスタジアム)
阪神・佐藤輝明内野手が今季初となる1試合2発の大暴れでチームのリーグ戦再開後初となる連勝に大きく貢献。試合前練習では繁栄を象徴するとされるバッタと遭遇するシーンもあったが「その質問する?」と笑みを浮かべた。
ただ幸運なエピソードへと変えたのも佐藤輝の技術があったからだ。二回の第1打席で九里の直球を完璧に捉えて右翼席へたたき込んだ。4月21日・中日戦以来となる4号先制ソロ。「久しぶりすぎて」とコメントしたが、待望の一発で勢いに乗らないわけがない。
五回の守備では自らの悪送球が引き金となって同点に追いつかれてしまったが「何とか取り返したいと思って」。直前に大山が併殺打に倒れる嫌な流れの中、浮いたチェンジアップを左翼席にたたき込んだ。右へ左へ今季初の1試合2発で再びリードを奪い、投手陣が継投で守り抜いた。
ヒーローインタビューでは「(打撃の状態は)どんどん上がってきているので、しっかり打てるように頑張ります」と力を込めた佐藤輝。報道陣には「(試合中)グラウンドにミンミンゼミの死骸も落ちてました」と笑いながら明かしていた。試合後には自身のSNSを更新し、バッタの写真に「Thank you Mr.」とつづり、バッタの絵文字を記していた。