「広島１－２阪神」（３日、マツダスタジアム）

　阪神がリーグ戦再開後初の連勝で貯金を「２」に戻した。首位・広島と２ゲーム差に迫り、４日のゲームは同一カード３連勝がかかる重要なゲーム。岡田彰布監督は「村上も分かっとるよ、そんなもん」と昨季のＭＶＰ右腕に期待を寄せた。

　予告先発として発表された村上頌樹投手。指揮官はある予兆を感じ取っている。「昨日もな、ブルペン見たけど、だいぶ調子もな、良い時に戻っとるよ」。まだ順位を見る段階ではないが「７月入って、オールスターまでの区切りやな。そこでどんだけな、貯金を積み重ねられるかやろなあ」と指揮官。勢いを加速させるためには、ローテの軸と考えている村上に白星がつくことが大きな要素となる。

　前カードのヤクルト戦。初戦が中止となった際に佐藤輝について「そうよ、打率よ。打率上がってったら絶対ホームラン増えるよ」と語っていた。佐藤輝は直近６試合で打率・３９１を残し、この日を迎え４月２１日以来の一発だけでなく、今季初の１試合２発をマークした。村上も待望の１勝を手にできるか。重要なゲームと言えそうだ。