阪神・佐藤輝 勝ちに貢献する一打を 北川2軍コーチの思い体現

 「広島1-2阪神」(3日、マツダスタジアム)

 阪神・佐藤輝明内野手が今季初となる1試合2発の大暴れでチームのリーグ戦再開後初となる連勝に大きく貢献した。今季の5本塁打は全て勝ちゲームで放っている。デイリースポーツの担当記者が佐藤輝のファーム降格中に北川2軍打撃コーチが語った言葉を紹介する。

  ◇  ◇

 今季の5本塁打は全て同点からの一発。アーチを描けば、4試合ともチームは勝っている。ファーム降格中、北川2軍打撃コーチがこんなことを言っていた。

 「勝つために何ができるかということをできる子だと思う。それをしなきゃいけない」

 新人時代は1軍打撃コーチとして指導してきた。2軍担当となってからも、不本意ではあるだろうが2年連続で指導することになった。「元々、独特なものがあるから」。鳴尾浜ではあえて技術論には触れず、何かのヒントになればとペッパーなどを取り入れた。

 「本塁打を30本打っても、負けゲームで20本じゃ絶対にマイナス。10本しか打たなくても、その10本が試合を決める10本だったら評価するべき」

 北川コーチが佐藤輝に求める理想を今、体現しようとしている。「岡田監督がチームの軸になってほしいと思ってる選手だからね」。三振してもいい。エラーをしてもいい。佐藤輝には一打で流れを変えられる力があるのだから。(デイリースポーツ・今西大翔)

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス