深みを増していく左腕 阪神・大竹は伸びしろたっぷりのアラサー

 「広島1-2阪神」(3日、マツダスタジアム)

 阪神が接戦を制した。先発の大竹耕太郎投手が7回2安打1失点と好投。5月22日以来の白星で5勝目を挙げた。6月29日に誕生日を迎えた29歳の横顔をデイリースポーツの記者が明かす。

  ◇  ◇

 年齢を重ねるごとに深みは増していく。6月29日に誕生日を迎え、29歳になった大竹。“アラサー”となり野球選手として年齢の壁を感じていても不思議ではないが、左腕は違った。

 「どうでしょう。むしろ良くなっているぐらいです」。30歳になったら体は重くなり、二日酔いのダメージも気になり始めるというのはよく言われること。そんな加齢のデメリットも捉え方次第だ。「自分の中で決めつけているからそうなると思う」。むしろ年をとること自体をプラスに感じている。

 オフの自主トレも共にするソフトバンク・和田は40歳を過ぎてからも自己最速を更新。大竹は「それがベースにあるんで。衰退するイメージがないですね」と師匠の成長曲線と自分を重ねた。実際にフィジカル的な数字も向上中。29歳となっても伸び代はたっぷりある。(デイリースポーツ・北村孝紀)

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