阪神・和田2軍監督が12日からの由宇遠征に森下を帯同させないと明言 降格の西純は「そのつもりでいます」と先発再調整へ

 「ウエスタン、阪神3-3くふうハヤテ」(11日、鳴尾浜球場)

 阪神は終盤に粘りを見せて、同点で試合を終えた。

 先発の茨木が初回に2点を先制され、五回にも1失点。6回7安打3失点で降板した。打線は相手先発の西浜に七回まで無失点に抑えられるも、八回に高寺の適時打などで1点差に迫った。九回は3四球が絡んで同点。最後は2死満塁で高寺が左飛に倒れた。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -茨木は制球力が課題になる。

 「立ち上がりに課題のある投手で、今日は調子が出る前にいかれたみたいなね。結構、初回や立ち上がりが課題。どちらかと言うと、制球を乱して四球、四球でピンチを作ってというパターンが多かったんだけど。今日はやっぱりストライクゾーンの甘いところ、まだ調子が出る前に甘いところにいっていかれたという。これも一緒なんだよね。ストライクが入らないのと一緒。甘いところにいってしまうというのは、やっぱり制球というところなのかな。課題になってる。前回は良かったから、すごく興味を持って楽しみに見てたんだけど、前回のような投球がもう1回できたらなという気持ちで見てたんだけど、入りというところは甘かったね」

 -高寺は欲を言えば、最後の一本。

 「まあまあ、そこでヒット出る出ないはそんな簡単なことじゃないんでね。外野フライでもいいってケースじゃないんで、その辺はただ打てなかったってところだけど。その前はしっかりタイムリーを打って、あのタイムリーが同点に繋がったと思う。最後の高寺というよりも、その前の打者が何とかしないといけない場面だったんでね。いずれにしても、先発をもうちょっと早い回で打てなかった。やっぱりベンチで見てても、どの打者も同じパターンでやられてる。そこら辺、ベンチをもっと大事に。ベンチは休憩する場所じゃないんでね、試合中はね。配球にもっと興味を持ってやったら、また違った結果だったと思うんでね。興味を持ってできなくても、興味さえ持ってくれれば、また次に進んでいける。やっぱり食い入るように見るっていう、そこら辺のところがまだまだ足りないな」

 -井上は安打が続いている。

 「今日もそうなんだけど、追い込まれてからの打撃は昨日に引き続きいいものを出したよね。だけど、やっぱり2ストライクまでに自分のスイングをして、かつ仕留められれば、持ち味が出てくると思う。追い込まれてからの食らいつく姿勢、そこからの対応力というのは昨日、今日と見せてくれている。あとは若いカウントでいかに自分のスイングをできるか。そこも配球になってくる。追い込まれると、配球なんて言ってられないからね。やっぱりどんな球にも対応していかないといけない。追い込まれるまでは自分のタイミング、自分の考えでスイングできるわけだから。そういうことができないからここにいるんだけど、技術以外のところなんだよね。それも技術といえば技術なんだけど。洞察力とか観察力とか、そういう部分でもっとベンチを大事にしないといけないよね」

 -小野寺はギプスが外れてキャッチボールを再開した。

 「現時点では、外れたというだけで何をしてもいいというわけではない。やっぱりここからバットを握ったり、負荷がかかるとどうなるか。すごくデリケートなところなので。もう一回戻ってはいけないので、念には念を入れながら、今後のこともあるので、しっかり段階を踏んでやっていきます」

 -西純は再び先発調整になるか。

 「そのつもりでいます」

 -森下は由宇遠征に行くのか。

 「残留」

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