阪神2軍 高寺が全得点絡んだ3安打1打点1盗塁 和田2軍監督「状況に応じたバッティングができている」
「ウエスタン、広島2-3阪神」(12日、由宇球場)
阪神は八回に執念を見せて1点差で勝利した。1死から高寺が左翼線の二塁打を放ちチャンスメーク。代打・中川の左前打で一、三塁と好機を拡大した。その後は安打は生まれなかったものの代打・高浜が四球を選んで井上が死球で押し出しの勝ち越し点を奪った。
先発の鈴木は4月21日のウエスタン・くふうハヤテ戦以来の長期イニングでの先発。3四球だったが5回4安打2失点と試合を作った。
打線は高寺が3安打1打点1盗塁と大活躍。全ての得点に絡み、3試合連続のマルチ安打とした。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-先発の鈴木はプロ相手の先発は久々。
「まあまあ、プロ相手とかは関係ないんだけど、実戦では投げてて先発もしてるし。ただイニング数の問題で、先発しても2イニングとか3イニングぐらいまでだったんで。今日は五回までなんとか投げられたけど、やっぱりスタミナっていうところでちょっと五回はスピードも落ちたし。ただ、そんな中で状態っていうか、いいなという感じではなかったけど、そういう状態の中でもやっぱり2点で抑えてゲームを作ったというのは評価できるよね」
-四球が目立った。
「うん、それは持ち味とは言わないけど、そういうタイプの。今日ミーティングでも無駄なフォアボールね、これをなくそうというところでゲームに入ってるんだけど。やっぱ初回はね、二つか。その後頑張れたけど、やっぱりそこらへんが課題の投手なんでね。ある程度散らばるのは仕方ないとしても、散らばっても最後しっかりまとめられるように。一番の課題だよね、制球っていうところがね」
-高寺は今日も3安打の活躍。
「状態自体はいい状態をキープして、また状況に応じたバッティング、ヒットを打つだけじゃなくてね。それができてるかなと。それとやっぱり打つだけじゃなくて、もう今日盗塁もしたし、守備でもしっかり守れてるんで。望夢の場合は、やっぱり3拍子っていうところで勝負しないといけない選手だと思うんでね。どこが欠けてもやっぱり勝負できない選手だと思うんで、やっぱりそこは三つのところで全部レベルアップを目指してやってほしいよね」
-八回はボールを見極めて打線がつながった。井上が勝ち越しの死球。
「接戦になるとね。そういうところで、こちらも無駄な四球っていうね、無駄なフォアボールをなくそうっていうのが、逆に言うとなんとかフォアボールを取って。簡単にヒット、ヒットで点は取れないんでね。一本のヒットでどうやって点を取るか。もしくはヒットなしでも点を取れる方法っていうのはあるわけで。打てるに越したことはないんだけど、打てない時には、やっぱり選球眼っていうところが非常に生きてくるんでね。そういう意味では八回は全員が、とは言わないけど、そこを絡めながら点を取ることができた。しいて言えばまだチャンスは続いてたんで、その1死満塁からの事起こしっていうかね。前に飛ばせば何か起きるけど、そこら辺のところができなくて最後までしんどいゲームになったけど。まあ昨日のゲームもそうだしね、ビハインドからなんとか追いつけ追い越せっていう姿勢が出てるんで、それは明日からも続けていきたいと思います」
-岩貞も最近調子がいい。
「前回は良かったけど、今日は前回ほどの球ではなかったし、やっぱりレベルっていうところで、岩貞なんかもう1軍でバンバン投げられるピッチャーなんでね。そういう意味では前回はもうこれはいけるぞっていう球だったけど、今日に関しては岩貞の本来のものからしたら、もう一つかなと。ただそれでも抑える力があるっていうのは岩貞の力量だと思うからね。毎日毎日そんな最高の球は投げられないけど、そこを目指しながら悪いなりに、悪い日は悪いなりに投げられるという状態までは上がってきてるんで」
-明日の先発は。
「高橋」