「中日３－０阪神」（１２日、バンテリンドーム）

　阪神は中日の投手リレーに手も足も出ず完敗。打線が振るわず、敗戦した。

　先発の村上は７回を投げて４安打３失点の粘り強い投球を見せた。初回は三者凡退。しかし、二回に先制点を許した。先頭・福永に右翼線への二塁打、続く高橋周にも右翼へ先制の適時二塁打を浴びた。さらに無死二塁から細川に左翼へ２ランを被弾。この回一挙、３失点でリードを広げられた。

　ただ、二回以降は安定感のある投球で七回まで追加点を与えず。八回に打席を迎えた場面で代打・渡辺が告げられて交代となった。

　打線は中日先発・高橋宏の前に沈んだ。三回までパーフェクト。四回には四球と内野安打などで１死二、三塁のチャンスを作ったが、４番・大山が空振り三振に倒れると、続く佐藤輝も空振り三振に抑えられて得点を奪うことができなかった。

　再びの好機は八回。１死から梅野、小幡の連打で一、二塁とした。ここで代打・渡辺が登場したが、見逃し三振。２死一、二塁からは近本が四球を選んで満塁となった。しかし、中野が一ゴロに打ち取られて得点にはつながらなかった。

　佐藤輝は高橋宏から３三振、マルティネスから三振を喫し、４三振だった。