阪神・高寺 3戦連続マルチ安打 同点打含む3安打で打率・278 走攻守「全てでアピール」
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「ウエスタン、広島2-3阪神」(12日、由宇球場)
打って走って守って、阪神・高寺が連日の大活躍だ。全方向へ打ち分けた3安打で全得点に絡み、存在感を光らせた。
2点を追う五回。戸井の適時三塁打で1点を返し2死三塁で打席を迎えた。ハッチに追い込まれてから、外角に沈むきわどいコースのチェンジアップを中前へ。執念の一振りで貴重な同点打をマークし「そういうところの1点は大きい」と目尻を下げた。
三回2死は二塁手の頭上を越える右前打で出塁し、遠藤への2球目で盗塁成功。八回1死では左翼線へ二塁打を放ち、勝ち越しのホームを踏んだ。これで3試合連続のマルチ安打を記録し、打率も・278と上昇中。和田2軍監督は「状況に応じた打撃ができている」と称賛した。
好調を維持するため「直球でタイミングを合わせて甘い変化球にも手を出していく」という形でタイミングを計り、初球からしっかりと振りにいくことを意識。安定感ある守備も見せ「全てでアピールする選手だと思ってるので、何一つ欠けることなく毎試合やっていければ」。走攻守の3拍子でアピールを続ける。