阪神2軍が接戦を制す 実戦復帰の木浪に和田監督「動きも全く問題ない」
「ウエスタン、オリックス2-3阪神」(16日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)
阪神2軍は接戦でオリックスを下した。
1点を追う三回。1死二塁の好機から左肩肩甲骨の骨折から実戦復帰した木浪が四球を選ぶと、続く森下も四球で歩かされて満塁に。4番・井上が同点の左前適時打。なおも1死満塁ではミエセスが左翼フェンス直撃の2点適時打で勝ち越しに成功した。
先発の西純は4回を投げて6安打2失点。2番手の島本は1回を無安打無失点、3番手・門別も3回を無安打無失点に抑えると。最後は佐藤蓮が1回を無安打無失点に締めた。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-木浪が復帰、動きを見て
「どちらかというと守備の方が先に仕上がっている感じだけど、動きも全く問題ないし、打つ方も、これは打席をこなさないといけないところだけど、しっかりタイミングも取れているし、全く休んでいた感じはしなかったね」
-残り2試合の予定は
「予定ではあした5イニング守って、あさってはフルに近い形で出られればなと。そういう風に思っています」
-ボールもちゃんと見えていた
「うん、しっかりタイミングも取れているし、1打席目のレフトフライも感じは悪くなかったので。あとはもうちょっと打席をこなさないと上がってこないと思うので。でも久しぶりにしては全く違和感がないというか、悪くなかったね」
-森下は久々の実戦
「課題と向き合いながらここ1週間、北川コーチと室内にこもってやっていたけど、本人の感覚と1軍で与えられた課題に向き合いながら。状態が上がってきた、やろうとしていることに近づいてきた時点でゲームにいこうということで、それがきょうだったということだね」
-結果も出た
「1週間空いている感じはしなかったね。きょうに関してはスイングだけじゃなくて低めの見極めも、本人はしっかり見極められているという中で、他の選手にもすごくプラスになる打席を見せてくれたので。その中で本当、試合のキレはね、やっぱり試合でしか作れないと思うんでね。出るたびに良くはなると思うんだけど、それにしてもね、スイングスピードもあったし。打席に関しては、非常にこうキレと選球というところではね。よかったんじゃないかな、今日ね。うん」
-ここからはまたゲームで使っていく
「うん、そうだね」
-1番変化を感じたところは
「やっぱりね、こう、一振りでっていうところ。そこでしっかり仕留められてるというのと、あとはやっぱり追い込まれてからの、こうツーストライクバッティングというか。低めの見極めもできてるし、高めをこうやっぱり最短で出してファウルにできてるっていうね。そこだろうね。やっぱり、今までどうしてもこう、あおってるようなね、打ち方になってたんで。もしかしたらその打ち方だと空振りしてたかもしれないところを、ファウルにできてるからね。うん。それで、その後の球をね、ヒットにしてるんでね。やっぱりそこら辺のところ。やっぱり最短に出すことで、スイングスピードも出てるしね。うん。やっぱりこう、レベルに近づいてきてるんじゃないかな」
-いわゆる岡田監督がいう「前捌き」の意識に近づいてきた
「まあ、ちょっと追い込まれてからだからね。簡単ではないんだけど。やっぱり追い込まれてコンパクトに打ってるからできているのかもしれないけど。ただやっぱりね、今までにないようなスイングっていうか。あの高めをファウルにできたっていうのはね。非常にこう本人も、なにか感じるものがあっただろうし。これはやっぱりね、まあここのピッチャーと、1軍のピッチャーはね、またベース上のノビとかキレっていうものが違ってくる中で、あれができてくるとね。やっぱり両方をマークしていかないといけないから、低めの見極めと高めをね、反応できるっていうのはね。これは悪い状態じゃないよね」
-門別はイニングが伸びたがここからはまた伸ばしていく
「うん、もちろんもちろん。もちろん先発としてね。今日は2番手だったから3イニングになったけど。次は先発で考えてます」