阪神 1軍復帰の森下は「降格前と比べて改善された点は見当たらない」阪神元監督が課題を指摘
「阪神0-1広島」(19日、甲子園球場)
阪神は広島に完封負けで3連敗を喫した。先発・村上は8回1失点で今季7敗目を喫したものの、最少失点に抑えた投球内容をデイリースポーツ・藤田平氏は評価。一方で1軍復帰した森下に関しては改善点が見られなかったと指摘した。
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先発・村上に関しては満点に近い内容だったといえる。1失点したものの、守備の乱れがあってのもの。8回1失点という内容は先発投手として十分な働きだった。
また、今シーズンは広島・秋山に初回先頭打者本塁打を許すなどしていたが、この日は抑えた。前回までの反省を生かした内容だったのではないだろうか。
一方で森下が1軍復帰。たが打撃内容を見る限り、2軍降格となる前のものと比べて改善された点は見当たらない。具体的には体を開きながらバットが遅れて出てしまうスイングが変わっていないのだ。
九回の打席は大きな当たりの左飛。相手の好守もあって、一見良い打球だったように見える。だが、遅れてバットが出ているため、当たったのはバットの先だ。そのため、打球にもうひと伸びがなかったといえるのではないだろうか。